子供におすすめの習い事

子どもが成長してくると、そろそろ習い事をさせたほうがいいかな?と気になりますよね。
子どもの将来のためにいろいろ経験させたいと思っても、習い事をどう選んだら良いか悩んでしまう方もいらっしゃると思います。
今回は、子どもの習い事の選び方のポイントと、おすすめの習い事をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

選ぶときのポイント

親が決めつけない

子どもの習い事を選ぶ際に「これをやらせたい」と思うことはあるかもしれませんが、親の希望だけで決めてはいけません。
「自分がやりたかったから」「自分が子どものころやっていてよかったから」などは、選ぶ理由になりません。
子どもは親とは違う存在なので、親が良いと思っても、子どもにとっては興味が持てなかったり、苦手だったりすることもあります。

子どもをよく観察して好みを探る

習い事を選ぶときに大切なことは、子どもが熱中できることを見つけてあげることです。熱中できることを見つけるためには、子どもの様子を普段からよく観察して興味のありそうなことを探りましょう。

例えば、楽器のおもちゃで遊ぶのが好きであればピアノや音楽教室、ボールで遊ぶのが好きならサッカー教室、お絵描きが好きなら絵画教室などを子どもに勧めてみると良いかもしれません。

決める前にやるべきこと

見学・体験をしてみる

子どもが興味がありそうなことが見つかったら、まずは見学や体験に行ってみましょう。見学や体験へ行かずに決めてしまうと、教室の雰囲気や先生との相性が合わなかったり、想像と違ったりするかもしれません。
また、一つの教室だけではなく、複数の教室へ見学や体験に行き比較するのがおすすめです。

家計の負担にならないか確認

習い事にかかる費用も事前に確認しておきましょう。月謝はもちろんですが、その他に費用がかかる場合があります。例えば、ユニフォーム代やシューズ代、発表会や合宿の参加費用などです。

習い事にかかる費用が家計の無理な負担になってしまうと、継続できなくなってしまいます。
無理のない範囲で、習い事に通えるところを見つけましょう。

親の負担にならないか確認

小学生低学年ごろまでは、親が送り迎えをする場合が多いです。習い事の教室が遠いと送迎が大変です。
また、サッカーや野球などは団体によっては親の当番がある場合があります。

子どものやりたいことをできるだけやらせてあげたいですが、親の負担が大きいと続けられなくなってしまうかもしれません。親の負担も事前に確認し、無理のない範囲で通えるところを選びましょう。

子どもにおすすめの習い事

就学前におすすめの習い事

  • スイミング

スイミングは身体全身を使うため、バランスよく筋肉を鍛えることができます。また、胸に水圧がかかるため呼吸筋が活発に働き、陸上運動よりも効率よく心肺機能を向上させることができます。
怪我をするリスクが低いところも親にとって安心して習わせられるポイントです。

  • 英語・英会話

日本語と英語では周波数が違うため、大人になってから英語の勉強を始めても定着しづらいですが、聴覚が発達する幼児期から英語にふれることで、日本語に無い音も聞き取れるようになるといいます。
また、幼いころから異文化に触れることで広い視野を持てることができる点もメリットと言えるでしょう。

  • 体操

体操では運動神経の基礎が作られるだけでなく、バランス感覚や柔軟性が向上することにより普段の生活でも怪我をしづらくなるというメリットがあります。
また、みんなで準備や片付けをしたり、順番に並んで練習をするなど、集団の中で活動をすることで協調性も養われるでしょう。

  • ピアノ

ピアノを幼いころから始めることで音感やリズム感が鍛えられます。また、指を動かすことで脳へ刺激を与え、脳の機能が向上するとも言われています。
繰り返し練習することで集中力と忍耐力を鍛えることができ、その先にある達成感を味わうことができます。
定期的に発表会を行うピアノ教室も多く、人前で発表する経験を積むことができるのも子どもの将来に役立つメリットと言えるでしょう。

  • リトミック

リトミックは、音楽に合わせて体を動かし、表現力を養う音楽教育法です。音感やリズム感が磨かれるのはもちろん、運動を通して身体的能力も向上させられます。また、ほかの子どもと活動することでコミュニケーション能力や協調性も身につきます。
0歳からなど低年齢から開講されている教室も多く、低年齢のクラスは親子で参加ができるため、初めての習い事におすすめです。

  • バレエ

バレエを習うと体幹が鍛えられ、姿勢が良くなります。先生の動きを見て振り付けを覚えたり、上手になるために努力を続けたりすることで集中力や忍耐力も身につくでしょう。また、仕草や立ち振る舞いが上品になるというメリットもあるそうです。

  • ダンス

ダンスは小中学校の体育の授業に取り入れられたこともあり、最近人気の習い事です。全身を使うため、バランスよく筋肉を鍛えることができます。
また、集団で行うためコミュニケーション能力や協調性が身につき、音楽に合わせて動くことでリズム感や表現力も養うことができます。

小学生におすすめの習い事

  • スイミング
  • 英語・英会話
  • 体操
  • ピアノ
  • バレエ
  • ダンス

上記の習い事は、「就学前におすすめの習い事」に書いたことと同じ理由で小学生にもおすすめです。それ以外で、小学生におすすめの習い事を下記に紹介します。

  • サッカー・フットサル

サッカーはルールが覚えやすく、小さいうちから始めやすいスポーツです。幼児のうちから始める人もいますが、小学生になると試合も本格的になり、テクニックが求められるようになります。サッカーは運動量が多く、試合では小学3年生で3km、小学6年生なら4km走ると言われています。そのため、楽しんでいるうちに体力が付きます。
チームワークが大切なスポーツなので、協調性も身につきます。

  • 野球

体力が付くことはほかのスポーツにも言えることですが、野球を習うと「礼儀が身につく」というメリットもあります。野球は試合開始前と終了後に脱帽してあいさつする習慣があり、スポーツの中でも礼儀には厳しいと言えます。また、野球はピッチャーやバッター、キャッチャーなど役割が明確なため、責任感を強く持てるようになるでしょう。

  • 空手

空手も礼儀を重んじる競技であり、挨拶や礼儀作法が身につきます。また、稽古で同じ動作を繰り返し行うことで体力はもちろんのこと集中力や忍耐力も鍛えられます。
空手は年に数回昇級審査があり、合格すると帯の色が変わり、段数が上がります。目に見える形で成長が実感できるため、自信につながるでしょう。

  • 書道

書道を習うと綺麗な字が書けるようになるというのはもちろん、綺麗な字を書くには正しい姿勢で書く必要があるため、姿勢が良くなります。
また、とめ、はね、はらいなどに注意しながら字を書くには集中力が必要なため、集中力も身につきます。

  • プログラミング

プログラミングは小学校で必修化されたことにより、最近人気の習い事です。
プログラミングは決まったルールに従ってコードを書く必要があり、エラーが発生した際は自分で原因を推測しなければなりません。プログラミングを学ぶことで、物事を整理し順序だてて考えていく「論理的思考」が身につきます。
また、近年ではIT化が進み、パソコンを使わない仕事のほうが珍しくなってきました。学んだスキルは将来に役立てられるでしょう。

  • そろばん

電卓やパソコンで計算するのが一般的になりましたが、そろばんは未だに根強い人気があります。計算が得意になるだけでなく、想像力や発想力が鍛えられる、記憶力が良くなるなどのメリットがあるそうです。

まとめ

習い事を選ぶときのポイントは、子どもも親も負担が少なく楽しんで通えることです。まずはさまざまな教室へ体験に行き、子どもが熱中できることを探してみてください。