子どもに花火を見せてあげたいけど、花火大会の会場は混雑することが多く、人ごみの中に子どもを連れて行くのは心配、と思う方も多いのではないでしょうか。
そこで、関東の中で比較的動員数が少なく、「穴場」と言える花火大会をご紹介します。今回は動員数が10万人以下の花火大会に条件を絞ってご紹介します。
首都圏からは少し離れた会場が多いので、観光と一緒に花火を楽しむのがおすすめです。ぜひ、参考にしてみてください。

東京

第47回奥多摩納涼花火大会

https://www.town.okutama.tokyo.jp/1/kankosangyoka/kankojoho/1/2758.html

開催日:2024年8月10日(土)
動員数:約1万人 
打ち上げ数:約1000発

奥多摩納涼花火大会では、奥多摩の愛宕山山頂から打ち上げられる約1000発もの花火が夜空を色鮮やかに染めます。山々が照らされ、絶妙なコントラストを描く花火は見事です。打ち上げられた花火が、山々に響き渡る豪快な音も魅力の一つ。
当日と翌日は、奥氷川神社と羽黒三田神社の例大祭が開催され、奥氷川神社からは獅子舞や神輿、羽黒三田神社からはお囃子が繰り出すほか、露店も並びます。

市制施行70周年記念 昭島市民くじら祭 夢花火

https://akishima-kujiramatsuri.jp

開催日:2024年8月24日(土)
動員数:約4万5000人
打ち上げ数:約2000発

約160万年前のクジラの化石の発見をきっかけに始まった、今や東京都昭島市の夏の風物詩となっている花火大会。約30分間にわたり、スターマインなど約2000発の花火が打ち上げられます。打ち上げ場所と観覧場所が近いため、迫力満点のショーが楽しめます。
花火の前には、クジラを模した山車のパレードが行われ、会場では地元の模擬店やゲームコーナー、アクションショーなどのステージも設けられています。花火だけでなく、一日を丸ごと楽しむことができる祭りです。

神奈川

横浜・八景島シーパラダイス「花火シンフォニア」

https://www.seaparadise.co.jp/hanabisinfonia/index.html

開催日:2024年7月13日(土)・14日(日)、8月10日(土)・11日(日)、9月14日(土)・15日(日)・21日(土)・22日(日)
動員数:非公開
打ち上げ数:約2500発(各日)

横浜・八景島シーパラダイスでは、7・8・9月の3連休に計8日間、音と光のライブエンターテインメント花火ショー「花火シンフォニア」を開催。デジタル制御により、花火と音楽がコンマ1秒までシンクロし、10分間で約2,500発もの花火が打ち上げられます。楽曲に合わせて輝く花火は、夜空を舞台に鮮やかな軌跡を描き、人々を魅了します。
横浜・八景島シーパラダイスの入島は無料ですが、花火を観覧しやすいボードウォークエリアでの観覧は施設の利用チケットが必要です。

第50回サザンビーチちがさき花火大会

https://www.chigasaki-hanabi50.com

開催日:2024年8月3日(土)
動員数:約8万人
打ち上げ数:2000発

神奈川県茅ヶ崎市の海水浴場が舞台の花火大会。海面を美しく彩る「水中孔雀」とスターマインが連続して打ち上げられる様子が美しく、多くのファンがいます。砂浜で波の音を聞きながらゆったりと鑑賞できるのも、この大会の魅力の一つ。有料の観覧席はサザンビーチと漁港駐車場にそれぞれ2000~3000席が用意され、打ち上げ場所に近いため臨場感たっぷりに楽しめます。また、周辺の海岸からも花火を見ることができます。

湯河原温泉花火大会

https://www.yugawara.or.jp/event/8097

開催日:2024年8月3日(土)
動員数:約1万4000人
打ち上げ数:約2200発

8月2日(金)・3日(土)に行われる「湯河原やっさまつり」のフィナーレを飾る約2200発の花火が、海を背景に夏の夜空を彩ります。打ち上げは20時から20分間行われ、観覧場所から近く、迫力満点のショーを楽しめます。特にスターマインの連続打ち上げは圧巻。空に大きな絵を描き出します。水面に映る花火も美しく、幻想的な光景が広がります。花火の後には、温泉に浸かってリラックスし、温泉地ならではの魅力を堪能するのもおすすめです。

箱根強羅温泉 大文字焼

https://goura-kanko.jp/blog/post-571/

開催日:2024年8月16日(金)
動員数:約2万人
打ち上げ数:2000発

強羅温泉の正面に位置する明星岳の頂上付近で、伝統的な大文字焼が行われます。スターマインを中心とした2000発の打ち上げ花火やナイアガラなどの仕掛け花火と、大文字焼きのコラボレーションを同時に楽しむことができます。当日は、ビアガーデンや強羅音頭の盆踊りも開催される予定です。

第72回湘南ひらつか花火大会

https://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/kanko/page-c_01068.html

開催日:2024年8月23日(金)
動員数:約9万人
打ち上げ数:約3000発

湘南の夏の風物詩として親しまれている「湘南ひらつか花火大会」。毎年好評の豪華スターマインや尺玉に加えて、フィナーレではミュージックスターマインなど合計約3000発が打ち上げられます。特に「尺玉の花火」は湘南地区では珍しく、見どころの一つとされています。

横須賀市西地区納涼花火大会

https://www.cocoyoko.net/event/nisi-hanabi.html

開催日:2024年8月31日(土)
動員数:約1万4000人
打ち上げ数:約1300発

横須賀の夏の花火大会を締めくくる、西地区納涼花火大会。武山駐屯地内で間近に打ち上げられる花火は、夜空から光が降り注いでくるような臨場感を味わうことができます。当日は、盆踊りや音楽演奏のほか、多数の模擬店が出店し、大勢の人々で賑わいます。

千葉

マザー牧場 サマーナイトファーム

https://www.motherfarm.co.jp/information/summernightfarm2024

開催日:2024年7月27日(土)・28(日)、8月3日(土)・4日(日)・10日(土)~18日(日)・24日(土)・25日(日)・31日(土)
動員数:非公開
打ち上げ数:非公開

マザー牧場では、期間中「サマーナイトファーム」を開催。牛や羊、アルパカなどとふれあった後は、澄んだ空に咲く花火を堪能しましょう。花火は鑑賞エリアよりも低い位置から打ち上げられるため、目の前で大迫力の花火が楽しめます。また、広い鑑賞エリアが確保されているため、人混みに煩わされる心配もなく、10~15分間の短時間でさくっと花火を楽しむことが可能です。
さらに、ジンギスカンを食べながら花火を鑑賞できるプランもあり、マザー牧場ならではの特別な体験ができます。

習志野駐屯地 夏まつり

https://rikuzi-chousadan.com/2014karenda/2024summer/gsdf20240803narashinomatsuri.html

開催日:2024年8月3日(土)
動員数:約4万人 
打ち上げ数:約850発

自衛隊の第1空挺団が駐屯する習志野駐屯地で開催される夏祭り。盆踊りや車両体験試乗、お化け屋敷など、子どもから大人まで楽しめるイベントが用意されています。そして、祭りのクライマックスとも言える打ち上げ花火では、約850発の花火が約30分間にわたって夜空を彩ります。祭りの盛り上がりはピークに達し、大いに楽しめることでしょう。

生実町花火大会

http://www.oyumi.com/

開催日:2024年8月15日(木)
動員数:約2万人
打ち上げ数:約3500発

千葉県千葉市中央区の生実町で開催される、知る人ぞ知る花火大会。住宅街に位置する生実池畔で行われ、町内会が主催するアットホームな雰囲気が特徴です。特大スターマインと仕掛け花火で幕を開け、その後は大中スターマインなどが音楽に合わせて次々と打ち上げられます。60分間にわたって約3500発の花火が夜空を彩り、特に全長約200メートルのナイアガラが池に降り注ぐ様子は必見です。会場周辺には屋台も出店され、観客を楽しませます。

埼玉

令和6年度 さいたま市花火大会 東浦和 大間木公園会場

https://visitsaitamacity.jp/events/29

開催日:2024年8月10日(土)
動員数:約6万人
打ち上げ数:約2,500発

関東有数の規模を誇る埼玉県さいたま市の「さいたま市花火大会」は3つの会場で開催され、そのうちの一つが東浦和大間木公園会場です。早打ち花火やスターマインなど、さまざまな花火が打ち上げられ、さいたまの夏の夜空を華やかに彩ります。東浦和大間木公園会場では、近くの見沼の大自然を楽しみながら、花火をゆっくりと堪能することができます。

秩父音頭まつり

https://www.minano.gr.jp/chichibu_ondo/

開催日:2024年8月14日(水)
動員数:約2万人
打ち上げ数:1000発

秩父音頭発祥の地である埼玉県秩父郡皆野町で開催される、祭りの中の花火大会。毎年8月14日に開催される秩父音頭まつりでは、町内や県内各地から多くの出場者が集まり、流し踊りコンクールなどのイベントが催されます。
流し踊りコンクール終了後には、美の山からスターマインや尺玉を含む1000発の花火が打ち上げられ、夜空を鮮やかに彩ります。

長瀞船玉まつり

https://www.nagatoro.gr.jp/funadama2024/

開催日:2024年8月15日(木)
動員数:約7万人
打ち上げ数:約3000発

埼玉県秩父郡長瀞町で行われる「長瀞船玉まつり」は、秩父路の夏の風物詩として毎年約7万人が訪れる人気の祭りです。花火の打ち上げは19時15分から始まり、仕掛け花火やナイアガラなど、約3000発の花火が登場します。
この祭りの魅力の一つは、渓谷での開催のため、花火の音が反響してその迫力を全身で感じられる点です。船の提灯が花火の光と相まって、美しい光景が広がります。また、特別な思いを込めて打ち上げられるメッセージ花火は、温かい雰囲気に包まれます。

令和6年度 さいたま市花火大会 岩槻文化公園会場

https://visitsaitamacity.jp/events/30

開催日:2024年8月17日(土)
動員数:約4万人
打ち上げ数:約2,000発

埼玉県さいたま市で3会場に分かれて開催される関東有数の規模を誇る「さいたま市花火大会」のフィナーレを飾るのが岩槻文化会場です。岩槻文化公園会場ではスターマインをはじめとする多彩な花火が打ち上げられ、自然豊かな園内が華やかな光と迫力のある音に包まれます。この会場では園内で花火が打ち上げられるため、間近で迫力のある花火を楽しむことができます。

まとめ

関東で動員数が10万人以下の「穴場」の花火大会を15選ご紹介しました。これらの花火大会は、大規模なイベントに比べて混雑が少なく、より落ち着いた雰囲気で花火を楽しむことができます。地元ならではのアットホームな雰囲気や、特別な演出が施された花火が魅力です。
どの花火大会も、規模が小さくても心に残る素敵なひとときを提供してくれること間違いなしです。大混雑を避け、リラックスしながら花火観賞を楽しんでください。