東京は、日本全国でも屈指のグルメ都市であり、さまざまなおいしい料理が楽しめるスポットが数多く存在します。
とくに、秋は食欲が増す季節。今回は、東京で食べ歩きが楽しめる秋のおすすめスポットをご紹介します。
おいしい料理に舌鼓を打ちながら、秋の風を感じてみませんか？
日暮里・谷中ぎんざ商店街
「谷中銀座商店街」は、台東区谷中にある全長170mの商店街です。1950年代から続く伝統を持ち、日暮里駅と千駄木駅の間に位置し、約60店舗が軒を連ねています。
また、谷中・根津・千駄木エリアは「谷根千」として知られる散歩スポットでもあります。根津神社や社寺、アンティーク家具や食器を扱う雑貨店など、一風変わった魅力があります。のんびりと街を巡りながら、おいしい食べ物を楽しむ贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
谷中銀座で人気を博しているのが「肉のサトー」の「谷中メンチ」。衣はサクサク、中にはぎっしりと詰まったお肉の弾力とジューシーさが特徴です。お肉の旨みをダイレクトに感じることができ、一口食べると、そのおいしさの虜になってしまうでしょう。
- 肉のサトー
住所：東京都台東区谷中3-13-2
営業時間：10:30～19:30（揚げ物の販売12:00～）
定休日：月曜日
戸越銀座・戸越銀座商店街
「戸越銀座商店街」は、メディアでもよく紹介される食べ歩きグルメの宝庫です。全長1.3kmという東京で最も長い商店街で、レトロな建物や年季が入った商店の看板が立ち並び、昔ながらの雰囲気が漂っています。
300以上のお店が連なっており、コロッケやおでんなどのしょっぱい料理から、ジェラートやたい焼きなどの甘いスイーツまで、多種多様なグルメ店がずらりと並んでいます。
戸越銀座商店街には数々の名店がありますが、とくに有名なのは「後藤蒲鉾店」。このお店では、20種類前後のおでんが取り揃えられています。
おでんもおいしいですが、おすすめなのが「おでんコロッケ」。サクサクの衣とほっこりした中身が特徴で、おでんの具材を細かく刻み、ジャガイモと和えて作られています。さらに、中央には大根が入っており、やさしくまろやかなおでんのダシが絶妙な味わいを引き出しています。
- 後藤蒲鉾店 ※現在改装工事のため一時休業中
住所：東京都品川区戸越2-6-8
営業時間：10:00～20:00
定休日：火曜日
浅草・仲見世
浅草仲見世通りは、江戸時代から続く日本最古の商店街の一つと言われています。
約250mにわたって土産屋や飲食店などが計89軒も軒を連ねており、石畳の参道と美しい電飾看板が特徴的。一歩足を踏み入れると風情溢れる情景が広がります。
昔から親しまれている浅草名物をはじめ、写真映え抜群のスイーツまで絶品グルメが揃っており、食べ歩きにぴったりのスポットです。
人気和菓子屋「浅草九重」では、種類豊富なあげまんじゅうが好評です。店頭であげまんじゅうの実演販売をしており、温かい状態で楽しめます。
一番人気はこしあんが入った「スタンダード」。もっちりとしたこしあんは、サクッとした衣と相性抜群です。
他にも「ごま」「抹茶」「もんじゃ」など、個性的なあげまんじゅうのラインナップがあります。
さらに、豚肉と牛肉を使用した「カレー」もおすすめです。スパイスが程よく効いており、サクサクのカレーパンのような味わいです。
- 浅草九重
住所：東京都台東区浅草2-3-1
営業時間：10:00～19:00
定休日：年中無休
神楽坂
江戸の風情を感じる、神楽坂。坂の両脇にはおしゃれなカフェから歴史ある老舗まで、個性豊かなお店が立ち並んでいます。また、通りを少し外れると、風情ある石畳の路地が入り組んでおり、東京の散歩を楽しむには最適な街の一つです。
そして「美食の街」としても知られる神楽坂では、絶品の食べ歩きグルメが充実しています。
とくに、食べ歩きの定番といえば、「元祖五十番神楽坂本店」の中華まん。肉汁たっぷりの「元祖肉まん」は、ふっくら真っ白できめ細やかな生地と国産の豚肉とキャベツだけのシンプルな素材を生かした人気の商品です。大きさは230gと、コンビニ肉まんの2倍ほどの大きさ。
もし普通サイズが大きすぎると感じる方には、「ミニ肉まん」がおすすめです。
お持ち帰り用の中華まんも販売しており、お土産として購入する方もたくさんいます。おいしいグルメを求める人にとっては、外せない一軒です。
- 元祖五十番神楽坂本店
住所：東京都新宿区神楽坂6-4
営業時間：10:00～20:00
定休日：なし
https://50ban-shop.com/html/page2.html
築地・築地場外市場
80年以上もの間、水産、青果を扱う東京の台所として開かれていた築地市場。2018年に建物の老朽化などの理由から営業を終え、市場の機能を豊洲に移転させましたが、築地場外市場では以前と変わらず食べ歩きが楽しめます。
築地場外市には400以上もの専門店が軒を連ね、四季折々の新鮮な食材や、本格的な調理器具が所狭しと並びます。
中でも「つきじ丸武」は80年以上の歴史を誇る、玉子焼き専門店です。素材にこだわり抜き、創業以来変わらぬ伝統の味を守り続けています。
鶏の餌から管理された農場から毎日直送される新鮮な玉子のみを使用し、余分な添加物は一切加えず、素材のうま味と秘伝のダシのみを使い、熟練された職人が丹念に焼き上げています。
ふんわりと口の中でとろける絶妙な食感は、高級玉子焼ならではです。
- つきじ丸武
住所：東京都中央区築地4-10-10
営業時間：平日 4:00～14:30
日曜 8:30～14:00（1月・8月休）
休業日：祝日・市場休市日
https://www.tsukiji-marutake.com
原宿・竹下通り
原宿は、若者向けファッションの聖地として有名ですが、近年では「食」のトレンド発信地としても注目を浴びる街となっています。特に竹下通り周辺には、さまざまなおしゃれな飲食店が集まっており、食べ歩きが楽しめるスポットとして人気を集めています。
原宿と言えば、クレープが有名です。竹下通りを歩いていると、数々のクレープ屋台や専門店が目に入ります。
写真映えするグルメを食べたいなら、「トッティ キャンディ ファクトリー」で販売されている「原宿レインボーわたあめ」がおすすめ。5つのパステルカラーとこんもりとしたフォルム、そしてその巨大さに、笑みがこぼれてしまうことでしょう。大きいので友達とシェアして食べるのがおすすめです。
- トッティ キャンディ ファクトリー（Totti Candy Factory） 原宿店
住所：東京都渋谷区神宮前1-16-5 RYUアパルトマン 2F
営業時間：平日 11:00-20:00
土日祝日 10:00-20:00
定休日：なし
上野・上野アメ横商店街
アメ横商店街連合会（アメ横）は、戦後のヤミ市をルーツに持つ商店街で、鮮魚や乾物などの食料品店から、雑貨店や衣料品店など、約400もの多様な店舗が集まっています。店頭で手軽に味わえるグルメも豊富にあり、食べ歩きにぴったりのスポットです。
アメ横の入口近くにある「百果園 上野第一店」では、豊富で新鮮なフルーツをはじめ、時には松茸などの旬の食材も取り扱っています。
特に人気なのは、「カットフルーツ串」。フルーツをカットして串に刺したもので、手軽に旬のフルーツを楽しむことができます。カットされたフルーツは、鮮やかで美しい見た目も魅力的です。メロンやパイナップル、イチゴなど、お気に入りのフルーツを選んで味わってみてください。
- 百果園 上野第一店
住所：東京都台東区上野6-10-12
営業時間：10:00～19:30
定休日：元旦のみ
http://www.guidenet.jp/shop/083c/
新大久保
日本屈指のコリアンタウンである新大久保。
ハングル文字の看板が目立つ街角に立つと、まるで韓国の街中に迷い込んだような雰囲気を感じることができます。
新大久保は、韓流の聖地としても知られており、グルメも充実しています。多くの韓国料理店が軒を連ねており、定番の韓国料理から最新の話題のグルメまで、さまざまな韓国発の料理を楽しむことができます。
今回紹介するのは「ジョンノ屋台村」。このお店では、韓国式ホットドッグの「ハットグ」をはじめ、さまざまなテイクアウトグルメを提供しています。
名物のハットグは、米粉の生地で作られているため、もちもちとした食感が特徴です。具材はチーズとソーセージがあり、外側にはポテトがトッピングされています。さらに、チーズとソーセージのいずれか片方だけを入れたものや、両方入れた贅沢なタイプもあります。全6種類のハットグから好みのものを選び、ソースやトッピングをかけて独自の味わいを楽しみましょう。
- ジョンノ屋台村 職安通り店
住所：東京都新宿区大久保1-12-7
営業時間：10:00～22:00
定休日：なし
まとめ
今回は、東京で楽しむことができる食べ歩きスポットをご紹介しました。東京は、さまざまなおいしい料理が集まるグルメ都市であり、とくに秋にはおいしい食べ物が豊富に楽しめるのが魅力です。
ぜひ、この記事で紹介したスポットを訪れて、おいしい料理を食べながら秋を満喫してください。
