大学進学や就職をきっかけに一人暮らしを始める場合、何を基準に部屋を選べばいいか悩みますよね。初めての一人暮らしや上京で土地勘がない場合はなおさらです。 この記事では、初めての一人暮らしでの部屋選びのポイントを街選びと部屋選びに分けてご紹介します。
街選びのポイント
- 通学・通勤のしやすさ
大学入学や就職を機に一人暮らしをする場合は、学校や職場までの所要時間が短い場所か、もしくは少し離れても電車の乗り換えが少ない駅を選ぶと良いでしょう。
その他、電車の混み具合や終電の時間もチェックしておきましょう。
- 家賃の安さ
家賃を安く抑えたいのであれば郊外がおすすめです。
例えば東京都の場合、新宿区の家賃相場は8.79万円に対し、立川市の家賃相場は4.44万円です。
都心部から少し離れても、急行電車を使えば意外と便利で住みやすいです。
- スーパーなど近隣の施設の有無
スーパーが近所にないと生活に不便です。どこで買い物ができるか事前にチェックしておくと安心です。
- 休日の過ごし方
休日を充実させたいのであれば、買い物スポットや趣味が楽しめるスポットの近隣を選んでも良いでしょう。
部屋選びのポイント
まずは希望の条件を書き出し、その後優先順位を決めましょう。物件を探す際は条件を細かく絞ってしまうと候補となる物件が限られてしまうので、やや緩めの条件で探すのがおすすめです。
部屋選びに重視されやすいポイントを下記にご紹介します。
- 家賃
家賃は手取り収入の1/4から1/3が目安と言われています。例えば、手取り収入が15万円であれば家賃は3.7~5万円が目安となります。
一人暮らしでは、家賃のほかに水道光熱費、食費や通信費、交際費などの支出があります。家賃はこれらの生活費を圧迫しない範囲で決めることが大切です。
- 駅からの距離
駅から近い物件は家賃が高めで、徒歩10分以上を超えると家賃は下がる傾向にあります。
駅から近いと通勤に便利なだけでなく、駅の近くにはスーパーやコンビニなどがあることが多いので買い物にも便利です。また、人通りがあるため防犯面でも安心です。
- 間取り
大学生や新社会人の一人暮らしでは、1Rもしくは1Kを選ぶ人が多いです。1Rとは部屋が一つでキッチンとの仕切りがないタイプ、1Kは居室とは別に独立したキッチンがあるタイプのことです。
- 広さ
一人暮らしの部屋の広さは、居室が6畳程度が平均です。
同じ6畳でも、1Rと1Kでは1Rのほうが狭く感じるので注意しましょう。1Rはキッチンスペースが居室に含まれているため、1Kよりも居室として使えるスペースが2畳ほど狭くなります。
ソファーを置きたい場合や、荷物が多い場合は8畳程度の広さがあると良いです。
- バス・トイレ
一人暮らし向けの物件は、バス・トイレが一緒になっているユニットバスのタイプが多くあります。バス・トイレが独立している物件は人気が高く、家賃も高くなります。
- キッチン
料理をする人はコンロが2口以上あると良いです。あまり料理をしない人、外食が多い人は1口コンロでも良いでしょう。
- 収納
一人分の衣類や日用品を収納するには1畳程度の収納スペースがあると良いです。
- 日当たり
日当たりを重視するのであれば、一日中日が当たる南向きの物件が好ましいでしょう。
北向きの物件は一日中日当たりが良くありません。日当たりが悪いとカビやダニに悩まされる場合もありますので、注意しましょう。
- ベランダ
洗濯物を外に干したい場合はベランダがある物件が良いでしょう。ただし、物件によってはベランダに洗濯物を干すことが禁止されている場合もありますので確認しておきましょう。
- 階数
女性の一人暮らしの場合は特に2階以上のほうが防犯上好ましいです。また、日当たりや風通しも1階と比べると2階以上のほうが良いです。
- オートロックの有無
防犯面を重視する場合はオートロックのある物件が良いでしょう。オートロックはセールスや勧誘を避けやすいこともメリットとして挙げられます。
- 築年数
新しい物件ほど家賃が高く、古い物件ほど家賃は安くなります。古くてもリフォームされた物件であれば、家賃が比較的安く綺麗なのでねらい目です。
- 洗濯機置き場
一人暮らし向けの物件だと洗濯物置き場がベランダにある場合があります。外に洗濯機を置くと、洗濯機が汚れやすくなったり、夜に洗濯機を回せなくなったりといったデメリットがあります。
まとめ
一人暮らしの部屋選びのポイントをご紹介しました。これから一人暮らしを始める方は、ぜひ参考にしてみてください。
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