転職したいと思っていても、なかなか踏み切れないという人は多いのではないでしょうか。筆者もそのような経験がありますが、いざ転職してみると「転職してよかった」と思っています。
転職を悩んでいる人へ「こんなときは転職したほうがいい」ポイントをご紹介しますので、参考にしていただければと思います。

みんなの転職理由は?

参考までに、どのような理由で転職する人が多いのでしょうか?「DODA/転職理由ランキング【最新版】 みんなの本音を調査!(https://doda.jp/guide/reason/)」によると、転職理由で最も多いのは下記の3つでした。

1位:給与が低い・昇級が見込めない 36.9%
2位:社内の雰囲気が悪い 26.9%
3位:人間関係が悪い/うまくいかない 26.6%

1位の給与に対する不満は、物価上昇によって待遇を見直す人が多かったのではないかと考えられます。
また、社内の雰囲気や人間関係を理由にした人が増えています。リモートワークが普及したことによりコミュニケーションの量や質が低下したことが一因かもしれません。

こんなときは転職するべき!

以下の5つのうちどれかに当てはまる人は、転職を前向きに検討することをおすすめします。

  • 仕事が楽しくない、つまらないと感じる

自分がやりたいと思っていたことと違ったり、やりがいが感じられないと「仕事がつまらない」と感じてしまいます。どうせ仕事をするなら、やりたいことをやってやりがいを感じながら働きたいと思いませんか?
楽しくないと思いながら仕事を続けても、自分の成長に繋がりにくく、時間を無駄にすることになってしまいます。

  • ほかにやりたいことがある

仕事でやりたいことがある場合は、まずは今の職場でそれが実現できるよう努力しましょう。自分の努力で実現することがむずかしい場合は、転職を視野に入れてもよいでしょう。転職する際は、今までの経験がその「やりたいこと」にどう活かせるのかアピールするとよいでしょう。

  • 人間関係に悩んでいる

職場に合わない人がいて悩んでいたら、まずは自分の言動やコミュニケーションの方法を見直してみましょう。
合わない人と接することに大きなストレスを感じているのであれば、上司や人事に相談をしたら配置換えをしてもらえることもあります。
それでも解決しない場合は、転職を考えてもよいでしょう。大きなストレスを抱えながら我慢してそこで働き続ける必要はありません。

  • 労働環境が悪い

残業や休日出勤が多く心身へ影響していたり、職場の雰囲気が悪くストレスを感じたりしているときは転職をしてもよいでしょう。労働環境や職場の雰囲気などは個人で努力しても変えるのはなかなか難しいです。

  • 適正な評価をされていないと感じる

昔と比べ年功序列の制度は少なくなってきていますが、未だに評価制度がない会社もたくさんあります。十分な成果を出しているのに見合う評価を得られていないと感じるのであれば、転職に踏み切ってもよいでしょう。転職先でスキルや経験を評価してもらえれば、給与がアップする可能性もあります。

転職をするときのアドバイス

  • 自分の経験やスキルの棚卸をする

転職活動を始める前に、まずは自分の経験やスキルを書き出してみましょう。そうすることで自分の強みを理解し、アピールポイントを明確にすることができます。自分を客観的に見ることで、今まで気づかなかった新しい可能性が見つかるかもしれません。

  • 転職の軸を決める

転職の軸とは、転職先を選ぶ際に重視する条件のことです。なぜ転職したいのか、転職することで何を実現したいのかをもとに、希望の条件に優先順位をつけましょう。
転職の軸を持っていれば、求人に応募する際の基準が明確になります。また、転職の軸を考える過程で将来はどのようなキャリアビジョンを描きたいのかなどといった考えの整理もできるようになります。

  • 適切な人に相談する

転職について悩んだときは、転職の経験がある人に相談すれば良いアドバイスがもらえるかもしれません。
より正確なアドバイスを得たいのであれば、転職エージェントに相談するのがおすすめです。転職エージェントは、転職市場についての最新の情報や転職のノウハウを豊富に持っています。「そもそも転職すべきなのか」といった相談から、求人の提案、書類の添削や面接の対策などもしてもらえます。

  • 現職を簡単に辞めない

現職に不満があるからと言ってすぐに辞めてしまうことはおすすめしません。まずはその不満が自分の努力で改善できることであれば、改善する努力をしましょう。
早期退職を繰り返すと、採用担当者にマイナスのイメージを持たれる可能性があります。

また、退職してから新しい職場を探すとなるとブランク期間ができてしまいます。
経済面での余裕がなくなってしまったり、ブランク期間が長いと採用担当者に疑念を抱かれたりする可能性もあります。

現職が忙しすぎて転職活動との両立がむずかしい場合や、体調を崩してしまったなどの場合以外は、転職先が決まってから退職するのがよいでしょう。

まとめ

転職をしたほうがいい人や転職をするときのアドバイスについて紹介しました。あくまで転職を判断する際の目安であり、誰にでも転職をおすすめしているわけではありません。
悩んだときは、まず周りの人や転職エージェントに相談してみましょう。