「そろそろ将来のお金について考えないと…」我が子の成長は喜ばしい反面、将来かかる教育資金について、不安を抱えている方も多くいるはず。教育費は年々増加傾向にあり、早めの準備が大切です。この記事では、教育準備の代表格である「学資保険」についてメリット・デメリットを踏まえた上で、節約しつつ教育資金を準備する方法を紹介します。
目次
学資保険とは?仕組みとメリット・デメリット
学資保険とは、子どもの教育資金を準備するための保険商品です。毎月保険料を積み立て、満期になれば満期保険金を受け取ることができます。
メリット
- 計画的な貯蓄:毎月一定額の保険料の支払いが半強制的になるため、貯蓄が苦手な方でも貯めることができます。
- 返戻率が高い:一般的な預貯金よりも高い利率で運用されるため、学資金・満期保険金の返戻率が100%以上になる場合があります。保険サービスごとに異なるため、選考基準の1つになるでしょう。
- 満期保険金が確定:満期まで契約を続ければ、契約時に学資金の回数・満期保険金が決まっているため、計画的に資金準備ができます。
- 保険料払込免除制度:契約者が死亡したり高度障害状態になった場合でも、その後は保険料の支払いが免除され、満期時には契約通りの保険金を受け取れます。
- 生命保険料控除の対象:学資保険は、生命保険の1つで生命保険料控除の対象となります。生命保険料控除とは、1年間に支払った保険料に応じてその年の所得税から一定額の金額が差し引かれることです。所得税や住民税の負担が軽くなり、貯蓄に役立ちます。会社員であれば年末調整、自営業者や個人事業主は確定申告で申請することで適応されます。
※必要書類を事前に確認しておきましょう。
国税庁:令和6年分年末調整のしかた(手順などの説明)
https://www.nta.go.jp/users/gensen/nencho/index/shikata.htm
デメリット
- 元本割れのリスク::契約期間中に解約すると、解約返戻金が払込保険料を下回る可能性があります。払込保険料より下回った場合、損をしてしまうことになりますので解約する場合でも、慎重に判断することが必要です。また、家計収入の低下などにより、保険料の支払いが難しい場合、払済保険にするなどで解約を避けられることもあります。契約する保険会社へ相談してみましょう。
- インフレに対応できない:学資保険は満期を迎えるまでに15年から20年と長い期間を要します。払込みする保険料と満期に受け取れる金額は、決まった額以上にはなりません。もし、インフレが発生し進学にかかる金額が想定以上に増加してしまうと、満期保険金だけでは足りない場合があるでしょう。
- 自由に引き出せない:払込む保険料は基本、自由に引き出すことができません。簡単に引き出せないことで、確実に貯蓄することができるのも魅力ですが、急にお金が必要になる場合のことは考えておきましょう。一定額内であれば、貸し付けを受けられる制度もあります。
学資保険は、計画的に貯蓄できるというメリットがある一方、運用状況や経済状況によってはお金が減ってしまう可能性もあることを理解しておく必要があります。
子どもの教育資金準備!賢く節約する方法3選
学資保険以外にも、子どもの教育資金を準備する方法はあります。ここでは、賢く節約しながら準備できる方法を3つご紹介します。
1. 「貯蓄専用口座」でコツコツ積み立て!
銀行などで開設できる「貯蓄専用口座」は、普通預金口座よりも金利が高く設定されている場合があり、手軽に始められる点も魅力です。
毎月決まった金額を自動積立する設定をしておけば、無理なく貯蓄を継続できます。
ポイント
- 目的別に口座を分ける
教育資金以外にも、旅行資金や老後資金など、目的別に口座を分けて管理すると、より計画的に貯蓄できます。
- 金利が高い金融機関を選ぶ
少しでも金利が高い金融機関を選ぶことで、より効率的に貯蓄できます。
2. 「つみたてNISA」や「一般NISA」を活用!
「つみたてNISA」や「一般NISA」は、一定の条件を満たせば、運用益が非課税になる制度です。長期的な視点で投資を行うことで、効率的に資産を増やすことが期待できます。
ポイント
- 長期投資
短期的な値動きに一喜一憂せず、長期的な視点で投資を行いましょう。
- 分散投資
複数の投資先に分散して投資することで、リスクを抑えられます。
3. 家計を見直して「節約」!
家計を見直し、無駄な支出を減らすことで、浮いたお金を教育資金に回すことができます。
ポイント
- 固定費の見直し
スマホ代や保険料などを見直すことで、大きな節約効果が期待できます。
- 食費の見直し
食材をまとめ買いしたり、作り置きを活用したりすることで、食費を抑えられます。
- 水道光熱費の見直し
こまめな消灯や節水シャワーヘッドの活用など、小さな心がけで節約できます。
子育て費用の節約術についてはこちらの記事もおすすめです。
まとめ
今回は、学資保険の仕組みとメリット・デメリット、そして、節約しながら教育資金を準備する方法をご紹介しました。教育資金の準備は、早めに行動することが大切です。今回ご紹介した内容を参考に、お子さまの将来のために、無理のない範囲で教育資金の準備を始めましょう!
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