キッチンにはどんな種類があるかご存じですか?
キッチンにこだわりたいと思っているものの、いろいろな種類がありどれにしたら良いかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、本記事ではキッチンの種類について解説します。
これから家を建てる方や、リフォームを検討している方など、キッチンを選ぶ上での参考にしてください。
目次
キッチンの種類は大きく分けると2つ
キッチンは、大きく分けると「対面キッチン」と「対面でないキッチン」があります。
この2つに分けて解説していきます。
対面キッチン
対面キッチンはリビングやダイニングに対面して作業ができるキッチンのことです。
対面キッチンをさらに分けると「オープンキッチン」と「セミオープンキッチン」があります。
「オープンキッチン」はリビングやダイニングと隔たりがないキッチンのことで、「セミオープンキッチン」は一部が壁に隠れているキッチンのことです。
対面キッチンのレイアウトには、以下の1~6の種類があります。
1.アイランドキッチン
アイランドキッチンは、島(アイランド)のようにキッチンのどの面も壁に面していないタイプのことです。
オープンキッチンの代表的なタイプで、視界を遮る壁がないため開放的な雰囲気があります。
リビングやダイニングとの距離が近く、家族とのコミュニケーションが取りやすいというメリットがあります。
自由に身動きがとりやすく、左右から出入りができるため、家族で料理する方やホームパーティーをする方にもおすすめです。
一方で、デメリットとしては広いスペースがないと設置できないこと、整理整頓しておかないと散らかった印象に見られやすいことが挙げられます。
2.ペニンシュラキッチン
ペニンシュラキッチンは、半島(ペニンシュラ)のようにキッチンカウンターの左右どちらかが壁に面しているキッチンのことです。
オープンキッチン、セミオープンキッチンのどちらにも対応しています。
左右どちらかから出入りするため、アイランドキッチンと比べ回遊性や動きやすさは下がりますが、キッチンスペースが狭くても設置が可能です。
また、アイランドキッチンよりも収納を多く取ることができます。
3.I型キッチン
ここからはキッチンの形状に注目した分類になります。
I型キッチンは、シンクとコンロが横並びになったタイプです。
最も人気のタイプで、一般的な住宅で一番よく使われています。
動作が一直線になるため、コンパクトな動きで調理に取り組めますが、複数人数で調理する場合にはあまり向いていません。
オープンキッチンの場合は、リビングやダイニングの様子が見やすく、家族とのコミュニケーションが取りやすくなります。
手元を隠したい場合は、セミオープンキッチンにすると良いでしょう。
4.L型キッチン
L型キッチンは、シンクとコンロが直角に配置されL字型になったキッチンのことです。
作業導線が良く、効率よく調理を行うことができます。また、複数人数で調理する場合も別々のスペースを使えるため、快適に作業が行えます。
直角のコーナー部分はうまく使えないとデッドスペースになるため、使い方に工夫が必要です。
5.U型(コの字型)キッチン
U型キッチンは、シンク・コンロ・作業台の3つの面で囲むように設計されたキッチンのことです。
作業スペースが広く取りやすい点が利点ですが、設置するには広いスペースが必要です。
また、L字キッチンと同様にコーナー部分がデッドスペースになってしまいがちです。
6.セパレート(Ⅱ型)キッチン
セパレートキッチンはシンクとコンロが分かれて設置されているキッチンのことで、Ⅱ型キッチンとも呼ばれます。対面型と非対面型の良さ両方を併せ持っています。
作業スペースが並行に並んでいるため、コンパクトな動きで作業ができます。
ただ、シンクとコンロを移動する際に水や食材をこぼしてしまいやすいため、注意が必要です。
また、キッチン台が2つ必要なため、設置費用は比較的高くなります。
対面でないキッチン
対面でないキッチンは、次の2種類です。
1.独立キッチン
独立キッチンは、個室のようにリビングやダイニングから独立しているキッチンのことです。
個室で調理に専念できる点がほかのキッチンとは大きく異なる点です。また、壁面が多いため収納を多く確保しやすいところもメリットとして挙げられます。
デメリットは、リビングやダイニングの様子が見づらい、家族とのコミュニケーションが取りづらいなどが挙げられます。
2.壁付けキッチン
壁付けキッチンは、壁にくっつけて設置されているキッチンのことです。キッチンスペースを広く確保できなくても設置ができます。
また、壁に面しているため調理に集中できます。リビングやダイニングに背を向けることになるため、家族とコミュニケーションを取りたい方には不向きかもしれません。
まとめ
キッチンの種類について紹介しました。それぞれのキッチンにメリット・デメリットがあります。
「一人で調理に集中したい」「家族とのコミュニケーションを大事にしたい」「収納が多いほうが良い」など、何を重視するかによってどのキッチンが合っているか変わってきます。
メリット・デメリットを理解した上で、あなたのライフスタイルに合ったキッチンを見つけてください。