大学生活のスタートに向けて、一人暮らしを始める新大学生にとって、部屋選びは重要なステップです。一人暮らしデビューを成功させるために、生活を快適に、そして充実させるための部屋選びのポイントを順を追って詳しく紹介します。
目次
1. 事前準備
① 必要条件を明確にする
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通学時間を把握する
大学までの徒歩や自転車、公共交通機関を使った所要時間を計算し、現実的な通学プランを立てましょう。通学時間が長いと、毎日の生活にストレスを感じることがあります。
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家賃の目安を把握する
理想的な家賃は月収の30%以下が目安です。ただし、都心部では家賃が高くなるため、手取りの35%程度を上限と考える場合もあります。
〈手取り収入と家賃の目安〉
手取り15万円 → 家賃5万円以下
手取り18万円 → 家賃5万4千円以下
手取り20万円 → 家賃6万円以下
なお、全国大学生協協同組合連合会の「第59回学生生活実態調査」によると、大学生の一人暮らしの平均家賃は月額54,130円(水道・光熱費込)です。これらを目安に、自分の予算を決めましょう。 -
周辺施設のチェック
徒歩圏内にスーパー、コンビニ、薬局などがあるか確認しましょう。便利な施設が近くにあると、生活が非常に楽になります。
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必須条件のリストアップ
例:バス・トイレ別、エアコン完備、インターネット対応物件など。
② 情報収集を始める
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不動産サイトの活用
条件を入力して物件を検索し、気になる物件をお気に入りリストに追加します。
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大学の情報源を活用
学生向け物件を紹介している大学生協や学生課に問い合わせ、情報を集めます。
2. 部屋探し
① 希望条件を基に物件を絞り込む
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立地の重要性
大学までのアクセスの良さはもちろん、治安や周辺施設の利便性も重要です。通学だけでなく、生活の利便性も考慮しましょう。
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間取りの選び方
大学生の一人暮らしの場合、1Kやワンルームが一般的です。株式会社ガロアが2023年に実施した「大学生の住居・住まいに関する実態調査」によると、一人暮らしの大学生の間取りでは1Kが41%、ワンルームが35%という結果でした。
広さは6~8畳が適しており、収納スペースが十分にあるかもチェックしましょう。
② 内見のスケジュールを立てる
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内見は複数件まとめて行う
複数の物件を同じエリア内で予約し、効率よく比較できます。
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オンライン内見を検討
遠方に住んでいる場合や時間が取れない場合、ビデオ通話を利用して物件の状態を確認することもできます。
3. 内見時のチェックポイント
立地・環境
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アクセス
最寄り駅やバス停から物件までの距離を実際に歩いて確認しましょう。通学にかかる時間を事前に計算し、無理のない範囲で選ぶと快適です。
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治安
街灯の数や人通りの多さ、夜間の安全性をチェックしましょう。昼と夜で印象が異なることがあるので、実際に夜間にも確認すると良いです。
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騒音
交通量や近隣施設からの音が気にならないかも確認しましょう。
室内設備
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日当たりと窓の向き
部屋の明るさと窓の方角(南向きが理想)を確認しましょう。日差しの具合も重要です。
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水回りの状態
キッチンのコンロの数や広さ、トイレや浴室の清潔さ、カビや水漏れの有無をチェックします。
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コンセントの配置
家電を設置しやすい場所に十分な数のコンセントがあるか確認しましょう。
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壁や床の状態
傷や汚れがないか、設備が正常に作動するかを確認します。
周辺環境
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生活施設
近くのスーパーやドラッグストアの価格帯や品ぞろえを確認しておきましょう。実際の生活をイメージして、必要なものが揃っているか、重い荷物でも運べる距離かなどのポイントを押さえていることが大切です。
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ゴミ捨ての利便性
ゴミ捨て場の場所や分別ルールを確認しましょう。便利な場所にゴミ捨て場があるかも大事です。
4. 契約前の確認
契約内容を詳細に確認する
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費用面の確認
家賃、共益費、管理費、更新料など、毎月発生する費用を把握しましょう。契約内容をしっかり確認することが重要です。
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解約ルール
退去時の費用や手続き、違約金の条件を確認しましょう。
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保険や保証会社
火災保険の料金や保証会社の利用料についても契約書で確認します。
初期費用を把握する
- 必要な費用
敷金、礼金、仲介手数料、前家賃などを含めた合計金額が予算内に収まるかを確認しましょう。
まとめ
一人暮らしの部屋選びは、大学生活の充実度を大きく左右します。この順序に沿って行動することで、自分に合ったお部屋を見つけられるでしょう。この記事を参考に、素敵な大学生活をスタートさせてください!
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