年が明け、いよいよ冬本番。寒さから子どもを守るためには、洋服でしっかり調節してあげたいですよね。しかし、「外出時の重ね着は何枚?」「就寝時は暑くないかな…」と、悩みは尽きないもの。この記事では、外出時と就寝時に分けて、子どもの冬服選びのポイントを解説します。子どもにぴったりの洋服を選び、快適に過ごしてもらいましょう。
目次
【外出時】体温調節しやすく、動きやすい服装を!
ポイント1. 三層構造を意識しよう!
子どもの体温は大人よりも高めで、さらに活発に動き回り汗をかきやすい状況です。活動量や気温によって、自分自身でも調整できるよう簡単に脱ぎ着できるアイテムが重宝します。下記の3層構造を意識して着用させることで、子どもの変化しやすい体温にも対応できる冬服になるはずです。
- 肌着(インナー):吸湿性・通気性の良い素材のものを選び、汗を素早く吸収・発散させましょう。綿100%や、吸湿速乾性に優れた合成繊維などがおすすめです。屋外にいる時間が長い場合は長袖、屋内にも入る予定がある場合は半袖など、外出時間、気温によって選択しましょう。
- 中間着:体温調節しやすいように、長袖シャツやトレーナーなど、前開きタイプで脱ぎ着しやすいものを選びましょう。気温に合わせて、ベストやカーディガンなどをプラスしてもあたたかく過ごせそうです。また、あたたかく過ごせるようにと、裏起毛素材にするとかえって体温調節しづらく、子どもが嫌がることもありますので注意しましょう。
- アウター:風を通しにくく、保温性の高い素材のものを選びましょう。ダウンジャケットやコートなどがおすすめです。寒さが厳しい日には、帽子やマフラー、手袋なども忘れずに着用させましょう!
ポイント2. 動きやすさもチェック!
活発に動き回る子どもには、動きやすさも重要です。締め付けの少ない、動きやすい素材やデザインのものを選びましょう。
【気温別】おすすめコーディネート例
気温 | アイテム |
気温5℃~10℃ | 長袖肌着+トレーナー+薄手のアウター+長ズボン |
気温0℃~5℃ | 長袖肌着+厚めのトレーナー+ダウンベスト+長ズボン or 薄手のセーター+厚手のコート+裏起毛パンツ |
気温0℃以下 | 長袖肌着+トレーナー+厚手のアウター+裏起毛パンツ or 長袖肌着+厚手のフリース+スカート+タイツ さらに、手袋、マフラーなど |
<チェックしよう!>
- 子どもは大人よりも足元から冷えやすいので、靴下やタイツなどでしっかり保温しましょう。
- 天候の変化にも対応できるよう、リュックに靴下など予備の衣類を入れておくと安心です。
【就寝時】快適な睡眠をサポートする服装を!
就寝時は、子どもがぐっすり眠れるような快適さを重視してあげましょう。厚着しすぎると、寝汗をかいて体が冷えてしまうこともあります。室温や子どもの様子を見ながら、適切な服装を選んであげましょう。
ポイント1. パジャマは素材選びが重要!
吸湿性・通気性の良い、綿100%のパジャマがおすすめです。化学繊維のパジャマは、静電気が起きやすく、デリケートな子どもの肌には刺激になってしまうことも。なるべく避けるようにしましょう。
また、暑いと子どもは寝ながら動き回ってしまうもの。ゴムがお腹周りや足首にあるものだと朝になったら風邪を引いてしまったという事態を防げます。
ポイント2. 室温に合わせた服装を!
冬は暖房を付けて過ごしていることも多く、子どもには室温によって着せるものを変化させてあげると快適な睡眠につながります。
室温15℃~20℃の場合:パジャマ(長袖長ズボン)
室温15℃以下の場合:パジャマ+スリーパー
スリーパーは、肩、背中、お腹がカバーできる優れもの。毛布のような生地やボアのようなもこもこした素材のスリーパーは、もしも布団がはがれてしまった際にも、冷えから体を守ってくれます。
<チェックしよう!>
- 寝汗をかきやすい子どもには、吸湿性の良いパジャマ用の腹巻きもおすすめです。
- 掛け布団は、子どもの成長に合わせて適切なサイズのものを使用しましょう。
- 就寝前に寝室を温めすぎると、眠りが浅くなってしまうことも。適切な室温(18℃~20℃くらいが目安)を保ちましょう。
- 湿度が40%を下回ると、乾燥でウイルスに感染しやすい環境になります。加湿器や洗濯物で湿度が40%から60%に保つことも忘れずに対策しましょう。
まとめ
子どもの冬服について解説しました。外出時は、三層構造を意識して、脱ぎ着しやすい服装を心がけ、就寝時は、パジャマの素材選びと室温調整が大切です。今回ご紹介した内容を参考に、お子さまが冬を快適に、そして元気に過ごせるように、ぜひ、冬服を選んであげてください。