日曜や祝日の保育園が休みのとき、「子どもを預ける場所がなくて困った!」と感じたことはありませんか?働く忙しいお母さんやお父さんにとって、そんな状況は大きなストレスですよね。
そこで役立つのが、休日保育です。この制度を利用すれば、仕事や予定がある日でも安心して子どもを預けることができます。この記事では、制度の内容や利用方法、注意点についてわかりやすくご紹介します。
休日保育って何?

休日保育とは、日曜や祝日といった通常の保育園が休みの日に、働くお母さんやお父さんが子育てを安心して任せられるサービスです。
次のような場合に利用できます。
- 祝日の仕事や出勤があるとき
- 病院への通院の用事があるとき
- 冠婚葬祭が週末に予定されるとき
多くの場合、ふだん通っている保育園か、近隣の認可保育施設で利用できます。お住まいの自治体に問い合わせをすることで、市内や地域内に空きがある施設を紹介してもらえることもあります。
具体的な支援内容をチェック
休日保育では、お子さんを預ける環境がしっかり整えられています。具体的には、以下のような内容が含まれています。
1. 安心できる保育内容
- 0歳児から受け入れ可能な場合もありますが、多くの施設では1歳以上が対象になります。
- 子どもがリラックスして過ごせるように、お昼寝や楽しい遊びの時間が設けられています。保育中に食事やおやつが提供されることもあります。
2. 利用できる曜日
通常は日曜日や祝日に利用できます。一部自治体では、年末年始やお盆期間の保育も対応している場合があります。
3. 時間制限
1日あたり利用できる時間は、施設ごとに制限があります。たとえば、10時間以内まで利用可能なケースが多いですが、事前の確認は必要です。
4. 費用負担
費用については次のポイントに注意してください。
事前に確認したうえで利用することが重要となります。
- 通っている保育園で実施されている場合は、追加料金なしで利用可能な場合があります。ただし、通常の保育料に加えて「休日料金」がかかるケースもあります。
- 違う施設を利用する場合や自治体が指定する認可外保育施設のサービスを受ける場合は、料金が発生することがあります。
- 食事代や延長料金が別途請求されることもあります。
- 一部の自治体では休日保育料金に一律の制限が設けられていますが、施設によっては通常利用の場合と料金設定が異なる場合もあります。
休日保育を利用するには?

「実際にどうやって申し込むの?」と思いますよね。利用するためには、いくつかの条件や注意点があるほか、手続きが必要になります。
しっかり理解しておきましょう。
利用条件例
- 居住地
- 対象保育施設
- 年齢制限
- 利用対象
制度を自治体が運営している場合がほとんどのため、住民票が対象地域内にある、もしくは現在子どもが通っている保育施設が地域内にあることが基本条件です。
休日保育を利用できる施設は、施設のある自治体にお住まいで現在子どもが利用している、認可保育園・認証保育所・認定こども園(2号認定または3号認定)・家庭的保育事業・小規模保育事業が対象です。
その他、2号・3号認定を受けた保育の必要な子どもに限り受け入れている場合や新入園の方はすぐには利用できない場合もあります。
通常は1歳以上~小学校に入る前の子どもが対象ですが、施設によっては0歳児を受け入れている場合や、2歳児以下に限定しているケースもあります。
休日保育は誰でも利用できるわけではありません。申請時の条件を満たしていない場合、利用を認めてもらえないケースもあります。
自治体や保育施設によって異なる条件が設けられており、「保育の必要性」や「所得確認」の書類提出を求められる場合があります。例えば、専業主婦で保育の必要性が認められない場合は利用できない場合があります。
主に利用が認められる場合は、以下のようなケースです。
- 就労
- 病気、出産等のための入院または通院
- 親族の介護または看護
- 冠婚看護
※利用条件はあくまで一例です。自治体によって条件は異なります。
利用までの手続き方法
利用するには、自治体や保育園の窓口で申請が必要です。
多くの場合、利用には「予約締切日」が設けられています。前日や直前では利用が難しくなるため、早めの申請手続きを心がけましょう。
1 「休日保育」の利用申請を提出します(※毎年申請が必要)
2 利用予約を済ませる(※利用日の1か月前など締切が早い場合があります。)
3 対象施設にて子どもとの面接および書類提出(通常利用していない保育施設の場合)
4 休日保育の利用開始
5 もし、キャンセルをしたい場合は前日までにキャンセル手続きをする(キャンセル手続きを行わない場合、休日保育の費用を請求される場合があります。)
※申請方法は自治体によって異なる場合があります。
手続きに不安がある場合は自治体窓口や自治体のウェブサイトを参考にしてください。
注意事項
住んでいる地域によっては、近隣で休日保育を実施していない場合もあるため、注意が必要です。
- 施設数が限られている場合がある
- 満員の場合に利用できない可能性も
自治体で休日保育が実施されていても、お住まいの場所によって施設の場所が遠くなることがあります。通いやすい場所を事前に確認しておくことが大切です。
施設には休日保育の定員数が決まっているため、予約が埋まってしまうと利用できません。特に祝日などは利用希望者が増えるため、早めの行動が重要です。
休日保育に対する助成制度
「休日保育利用料金助成制度」は、保護者が勤務やその他の事情により、日曜日や祝日などの休日に子どもが普段通っている保育施設に預けられない場合の代替として、自治体が指定する認可外保育施設や認証保育所などへ預ける必要がある場合に、保育費用を軽減するための自治体が提供する支援制度です。
例えば、渋谷区では1時間あたり1,000円、1日10時間を上限に助成を行っています。申請も利用日 の1年以内まで受け付けています。このように地域によっては、休日保育の一部として負担額を助成していますので、自治体のホームページや窓口で確認してみてください。
まとめ
休日保育は、働く親にとって非常に大きな助けになる制度ですが、無料で利用できるとは限らないことや、利用条件、場所の限界がある点には注意が必要です。お住まいの自治体や保育施設をしっかり調べて、適切な使い方を模索してみてください。適切な利用で、日々の子育てに手軽さと安心を兼ね合わせていきましょう!
※本記事は2025年10月現在の情報に基づき作成しています。最新かつ詳細な情報は、自治体のウェブサイトや自治体窓口でご確認ください。












