新生活を始めたら家の中はピカピカにして、気持ちよく過ごしたいはず。ですが、忙しい日々の中で部屋中をきれいにするのは大変です。そこで、忘れがちな箇所は月に一度の掃除ルーティンを組み立てておき、部屋の清潔さを保ちましょう。今回は、忘れてしまいがちな毎月定期的に行うべき掃除のポイントと、用途別のおすすめ洗剤をご紹介します。

月1掃除の重要性とは?

日々のこまめな掃除も大事ですが、汚れが目立ちにくい場所や手が届きにくい箇所は、月1の掃除でしっかりリセットすることが大切です。月に一度の掃除を習慣化することで、カビやホコリが溜まりにくくなり、快適で清潔な環境を維持できます。また、定期的に掃除することで、家具や家電の寿命も延びるというメリットがあります。

掃除を習慣化するコツ

掃除をスムーズに進めるためには、ルーティンを作るだけでなく、毎月の掃除を習慣化することが大切です。以下のコツを取り入れることで、掃除が負担にならず、部屋をきれいに保てるようになります。

  • 掃除を書き出す

掃除のし忘れがないようにまずは掃除する箇所を書き出しましょう。そこからさらに、こまめにする掃除と月1でよい掃除と分けておくといいでしょう。

  • スケジュールを決める

月の中で特定の日を「掃除の日」と決めることで、忘れずに掃除を行えます。スマートフォンのカレンダーにリマインダーを設定したり、掃除管理アプリを活用し掃除の記録を取っておいたりと、自動的にお知らせがくるようにしておくと便利です。

  • 小分けにして進める

一度にすべての場所を掃除するのは大変なので、1日1箇所、週末に1エリアといったように、掃除を小分けにして進めると楽になります。

  • 道具を揃えておく

必要な洗剤や掃除用具をあらかじめ揃えておくことで、掃除がスムーズに進みます。使いやすい収納ボックスにまとめておけば、すぐに取り出して掃除に取りかかれます。

月1掃除ルーティン・おすすめ洗剤

次に、部屋の忘れがちな箇所を対象にした月1掃除ルーティンをご紹介します。こまめな掃除と組み合わせて月1回の掃除をすることで、家全体を常に清潔な状態に保つことができます。

キッチン

キッチンで料理をすると、どうしても油汚れや食品カスが溜まります。特に換気扇やガスコンロの周りは汚れが蓄積しやすく、放置すると取りにくくなります。どちらの汚れも同じ掃除方法のため、まとめて掃除すれば時短になります。

換気扇のフィルター掃除

フィルターに付着した油汚れは火災のリスクもあるので、月に一度はしっかり掃除しましょう。

①ゴミ袋を準備し、40度から50度のお湯を溜め重曹(水100mlに対し5g)をいれる

②袋に換気扇フィルターやファンなど外した部品を入れる

➂汚れが浮いてきたら古歯ブラシなどで擦りながらすすぐ

④換気扇本体の汚れにはセスキ水を吹きかけ、汚れが浮いてきたらふき取る

おすすめ洗剤:重曹、セスキ水

  • シャボン玉石けん 重曹 680g
  • 暮らしのクエン酸

ガスコンロ

ガスコンロは、五徳など普段は掃除できない箇所をきれいにしていきましょう。IHクッキングヒーターの場合は、焦げ付きができてもセスキ水を吹きかけふき取るだけで完了するので、毎日のお掃除のお手入れの1つとしてもいいかもしれません。

①ゴミ袋を準備し、40度から50度のお湯を溜め重曹(水100mlに対し5g)をいれる

②ガスコンロの五徳など外せる部分を重曹水に10分から20分つけ置き

➂汚れが浮いてきたら古歯ブラシなどで擦りながらすすぐ

おすすめ洗剤:重曹、セスキ水

  • セスキの激落ちくん

シンク

キッチンシンクは、毎日掃除している方も多い場所かもしれません。今回は、白っぽい頑固な水垢がある場合の掃除方法をご紹介します。月に1度はシンク内に水垢汚れが蓄積していないかチェックしましょう。

おすすめ洗剤:クエン酸

①スプレーボトルに水200ml、粉末のクエン酸小さじ1/2(濃度1%)を作る

②汚れに吹きかけスポンジなどで擦る

➂水で洗い流したら、乾いたクロスで全体を拭きあげる

冷蔵庫庫内

アルコール除菌などで全体を拭きましょう。冷蔵庫に食材が少ないタイミングで掃除をすると、食材の出し入れが少なく作業が簡単です。

おすすめ洗剤:アルコール除菌

  • ドーバー パストリーゼ77

ケトル掃除

水を沸かすだけなら汚れないと思うかもしれませんが、カルキという水分中のカルシウムなどがこびりつき汚れとなっていることがあります。お手入れで清潔にしておきましょう。

おすすめ洗剤:クエン酸もしくはお酢

①水の中にお酢を入れ沸騰させる

②2時間そのまま放置

➂よく中をすすぎ、蓋を開けて乾燥させる

浴室

湿気の多い浴室は、カビが発生しやすい場所です。日々のこまめな換気や乾燥も重要ですが、月に一度、徹底的なカビ対策を行いましょう。

壁や床のカビ取り

浴室の隅やタイルの目地など、カビが生えやすい部分を重点的にチェックし、カビ取り剤で掃除します。

おすすめ洗剤:塩素系アルカリ洗剤(カビ取り剤)

  • 強力カビハイター

換気扇のほこり取り

換気扇は、水拭きや掃除機でホコリを取ります。フィルターを貼っている場合は、フィルターを外して、水拭きしましょう。

防カビ剤の使用

1か月や2か月に1度など商品によって、仕様頻度は異なりますが防カビ剤を定期的に使うことで菌の繁殖を抑え、浴室全体をきれいな状態で保つことができます。

おすすめ洗剤:市販の防カビ剤

  • ルックプラス おふろの防カビくん煙剤

鏡のコーティング

鏡が浴室内にある場合は、コーティングを塗っておくことで、汚れがつきにくくなったり曇りにくくなったりと掃除がラクになります。

シャワーヘッド掃除

おすすめ洗剤:重曹、クエン酸

シャワーヘッドの裏側を見てみると、黒カビや水垢ができていることが多いので要注意です。

①水垢がある場合は、バケツ1杯分のお湯にクエン酸大さじ1杯を作る

②15分放置して、古歯ブラシなどで擦り洗いする

➂②で落ちない汚れはお湯に重曹を入れて古歯で再度擦る

リビング

リビングは家族が集まる場所なので、月に一度は家具の裏や隅のホコリを除去するのが大切です。

家具の裏や隅のホコリ取り

ソファやテレビ台の裏など、普段見えにくい場所に溜まるホコリは、アレルギーの原因になることも。掃除機やフローリングのお掃除シートを使って取り除きましょう。

カーペットの掃除

カーペットにはダニやホコリが溜まりやすいので、掃除機でしっかり吸い取った後、必要に応じて洗濯機で洗浄します。

窓や網戸の掃除

窓や網戸は外のホコリや汚れが付着しやすく、放置すると光が入りにくくなる原因にもなります。月に一度、窓と網戸をしっかりと拭き掃除しましょう。

窓ガラスの拭き掃除

ガラス用の洗剤を使い、汚れをしっかり拭き取ります。内側だけでなく、外側も忘れずに。

①水を含んだタオル・雑巾と乾いたタオル・雑巾を用意

②水を含んだ方で、コの字に拭く

➂乾いた雑巾で素早く拭く

おすすめ洗剤:アルカリ電解水

  • 水からできたクリーナーアルカリ電解水

網戸の掃除

網戸専用のクリーナーを使って、ホコリや汚れをきれいに取り除きましょう。

まとめ

新生活のスタート時には、部屋をきれいに置くための掃除ルーチンをしっかりと組み立てることが大切です。月に一度の定期的な掃除を行うことで、汚れを溜めずに常に清潔な状態を維持しましょう。