夏がやってきました!暑い季節は、さっぱりとした夏野菜がおいしく食べられるのが魅力ですよね。しかし、夏野菜は保存が難しいという特徴もあります。特に新生活を始める大学生や新社会人の方々は、野菜の保存方法に悩んでしまうこともあるかもしれません。そこで今回は、夏野菜の長持ちさせる保存方法を8つご紹介します。
夏野菜の保存時に気を付けたいこと
- 野菜を冷蔵庫で保管する
夏野菜は高温多湿の環境が苦手なため、冷蔵庫で保管するのがおすすめです。野菜の保存袋を使えば湿気を防ぎ、鮮度を保ってくれます。特にポリ袋ではなく、野菜専用の保存袋を使用することがおすすめです。
- 野菜の葉を切り落とさない
夏野菜の葉は水分を保持してくれる役割があります。そのため、できるだけ葉を切り落とさずに保存することで、野菜の鮮度を長持ちさせることができます。
- 野菜を洗う前に保存する
野菜を洗うと水分が増えてしまい、腐りやすくなります。保存する前に必要な分だけ洗うようにしましょう。
- 野菜の保存に適した調味料を活用する
調理した野菜の保存には調味料も活躍します。酢やしょうゆ、レモン汁などを使って保存すると、風味もプラスされます。
- 野菜の保存方法を知る
野菜によって適した保存方法が異なります。野菜ごとに適切な保存方法を知り、長持ちさせる工夫をしましょう。
夏野菜ごとの保存方法
トマト
【保存方法】
- トマトを1つずつキッチンペーパーで包む
- ヘタ側を下にして保存袋やポリ袋に入れる
- 冷蔵庫の野菜室で保管する(保存目安:7~10日間)
通常ならトマトは常温の方が風味や甘みが失われませんが、5月〜10月頃までは冷蔵庫の方が暑さで傷まずにおいしくいただけます。
きゅうり
【保存方法】
- 洗って水分を拭き取る
- きゅうりを1本ずつキッチンペーパーで包む
- まとめて保存袋やポリ袋に入れて軽めに結ぶ
- ヘタを上にし、冷蔵庫の野菜室に立てて保存する(保存目安:7日間)
※使いかけのきゅうりの場合は、ラップでしっかりときゅうりを覆い、袋などに入れて保存しましょう。3〜5日は保存できますが、なるべく早く食べきりましょう。
きゅうりは水分を多く含むため、乾燥しやすい野菜です。空気に直接触れないような工夫が鮮度を保つ秘訣です。
ピーマン
【保存方法】
- 洗って水分を拭き取る
- ピーマンを1つずつキッチンペーパーで包む
- まとめて保存袋やポリ袋に入れて軽めに結ぶ
- 冷蔵庫の野菜室に入れて保存する(保存目安:約21日間)
ピーマンは湿気に弱いため、ペーパータオルで包んでからポリ袋に入れて保存すると長持ちします。1つずつペーパータオルで包むことで、もし傷んだとしても他のピーマンに傷みが移るのを防ぎます。
なす
【保存方法】
- 水分を拭き取る
- なすを1つずつラップで包む
- 保存袋やジッパーに入れて、冷蔵庫の野菜室で保存する(保存目安:10日間)
ナスは冷えすぎると傷みやすいため、冷蔵庫の野菜室で保存します。また、乾燥にも弱いため、ラップで包んで保存袋などに入れ早めに使い切るのがベストです。
ズッキーニ
【保存方法】
- 水分を拭き取る
- ズッキーニを切らずに、1つずつキッチンペーパーやラップで包む
- 保存袋やポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存する(保存目安:7~10日間)
※ズッキーニを切って保存する場合は、保存袋に重ならないように並べて空気を抜き、冷凍庫で保存し1か月程度を目安に食べきりましょう。
オクラ
【保存方法】
- オクラは4~6本ずつキッチンペーパーで包む
- 空気を抜き、密封できる保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存する(保存目安:7日間)
オクラの最適な保存温度は約10℃のため低温に弱いです。冷やし過ぎてしまうと、表面が黒く変色してしまいますので、注意しましょう。
とうもろこし
【保存方法】
- 生のとうもろこしは皮を付けたままにしておく
- 皮を付けたまま1本ずつキッチンペーパーに包む
- 冷蔵庫の野菜室に頭部の毛(絹糸)がある方を上にし、立てた状態で保存する(保存目安:2~3日間)
新鮮なうちにかために茹でてからラップなどに包んで冷凍保存すると、おいしくいただけます。そのまま調理にも使えて時短にも便利です。とうもろこしは意外に保存場所を取ってしまいがちですが、実だけ外しておくと冷凍庫の場所をとらずに保存できます。
ミニトマト
【保存方法】
- ヘタを取ってから軽く水洗いする
- キッチンペーパーで水気をしっかりとふき取る
- 保存容器にキッチンペーパー敷いておく
- キッチンペーパーが敷かれた保存容器に、ミニトマトが重ならないように並べる
- キッチンペーパーを上から被せ、フタをする
- 冷蔵庫の野菜室で保存する(保存目安:7~10日間)
サラダなど生で食べたいときには、冷蔵保存がおすすめです。冷凍保存だと1か月程度に保存期間は伸びますが、水分が出て果肉が柔らかくなってしまい、生食だとおいしくいただけません。解凍せずにスープや炒め物などに利用するのがおすすめです。
かぼちゃ
【保存方法】
- かぼちゃの種とわたを取り除く
- 水分を拭き取る
- ラップで全体を包む
- 冷蔵庫の野菜室で保存する(保存目安:1週間)
かぼちゃをカットしていない場合は、新聞紙などに包み、風通しの良い涼しい場所で2〜3ヶ月保存できます。カットした場合は、傷みやすいので水分が多く含まれている種とわたを取って冷凍しておくと、2〜3週間長持ちします。
スイカ
【保存方法】
- 丸のままのスイカは、日陰(冷暗所)で常温保存しておく
- 食べる2~3時間前に冷蔵庫に入れておく
- カットして冷蔵庫に入れておく場合は、1時間前に冷やしておきましょう
- カットしたスイカは、ラップで切り口を密着させる
- 冷蔵庫の野菜室で保存し、早めに食べきる
スイカは収穫されてしまうと追熟することなく、味がだんだんと落ちてしまう食べ物です。できるだけ新鮮なうちに食べきりましょう。また、冷やし過ぎると味が落ちてしまうため、食べる前に冷やすことをおすすめします。
まとめ
夏野菜は新鮮なうちに食べるのが一番ですが、適切な保存方法を知っていると、より長くおいしく楽しむことができます。今回紹介した保存方法を参考に、新生活を快適に過ごしながら、健康的な食事を心掛けましょう。保存のポイントは、水分を拭き取ることと、適切な温度で保存することです。ぜひ参考にして、おいしい夏野菜を楽しんでください!