新生活を始めるにあたって、あれこれと新しいアイテムを揃えたくなる気持ちはわかります。しかし、特に二人暮らしの場合、無駄なものを増やしてしまうと、居住スペースを圧迫したり、片づけるのが大変になったりとあとあと後悔を抱えてしまうことも。この記事では、二人暮らしで必要なものを揃えるコツと不要なものについて詳しく解説します。
目次
アイテムの選び方
1. 使用頻度を考慮する
購入を検討する際は、使用頻度を考えて選ぶことが大切です。頻繁に使わないものは購入せず、レンタルやシェアで代用できないか検討し、持たない選択肢を取り入れてみましょう。
- ダイニングテーブル
リビングにローテーブルやこたつ用テーブルなどを置いている場合、使われないことが多いアイテムです。また、テーブルはサイズが大きく場所を取り、捨てる際にも注意が必要なアイテムでもあります。そのため、2人分の食事が置けるサイズのテーブルが部屋全体に1つ用意してあれば、必ずしも必要ではありません。部屋で過ごしていくなかで不便さや物足りなさを感じたら、ダイニングテーブルは買い足すことがおすすめです。
- 大型収納家具
シーズンオフのアイテムや季節家電などを収納するために、衣類収納ボックスなど大きな家具を購入していませんか?省スペースで収納可能な圧縮袋を利用したり、荷物保管サービスを利用したりすればスッキリと片付くこともあります。
2. コンパクトで多機能なものを選ぶ
二人暮らしの空間は限られているため、コンパクトで多機能なアイテムを選ぶことがポイントです。部屋にある物のサイズを小さくし数を少なくすることで、散らかりづらいシンプルな部屋となり、お互いに快適に過ごすことができるでしょう。
- ソファベッド
ソファとベッドを兼ねることでスペースを節約します。
- 折りたたみテーブル
使用しないときは収納可能で、広々としたスペースを確保できます。筋トレなど体を動かしたいときにも便利です。
- 多機能収納家具
ベンチやオットマンとしても使える収納ボックスは、小物を入れておけばすぐに取り出せます。サイズやデザインにこだわると、部屋の雰囲気のアクセントとしても活躍します。
- 2in1家電
オーブン機能付き電子レンジや水拭き機能付き掃除機など、さまざまな機能が付いた家電はコスパも良いです。
- スリムな冷蔵庫
奥行きが浅いものを選ぶと省スペースで置けます。冷蔵庫のような大きな家電は、部屋の間取りやこれからの利用年数を考えて最適なものを選びましょう。
3. 必要なものをリストアップする
新生活を始める前に、必要なものをリストアップしておきましょう。買い物のし過ぎを防ぎます。以下の記事を参考にしてみてください。
4. 収納スペースの有効活用
限られたスペースを有効に使い、収納スペースを確保することが大切です。壁を活用して棚やフックを取り付け、洋服や小物を収納したり、2段組の収納アップハンガーを取り付けクローゼット内の収納力をアップさせたりといった工夫が挙げられます。今ある収納を活かしながら、取り組めることはないか考えることで無駄なコストを抑えられます。
後悔してもおそい?二人暮らしで不要なもの
大きすぎる家具
ソファなど大きい家具は一見魅力的ですが、二人暮らしの限られたスペースでは邪魔になることがあります。代わりに、二人掛けのコンパクトなソファや座椅子にしてスペースを抑えるのもおすすめです。また、机や棚などの大きい家具は、一度購入してしまうと捨てるのが大変なため、徐々に買い揃えていくと後悔のない買い物ができるでしょう。
使用頻度の低い家電
- 調理家電
ホットプレートや大きめのフードプロセッサーなど、使用頻度が低い調理家電は不要です。ホームパーティーの頻度が年に1、2回の方は、必要な時だけレンタルするか、手動の調理器具など代替品を使用すると良いでしょう。
- コーヒーメーカー
家にいながらカフェ気分を味わう「おうちカフェ」を取り入れ、本格的なコーヒーやカフェラテを楽しみたいとコーヒーメーカーの購入を検討している方も多いのではないでしょうか。しかし、コーヒーメーカーはパーツやタンクの定期的なお手入れが必要で、全自動でコーヒーを入れる場合も何分かかかってしまうものです。すぐにコーヒーを楽しむなら、インスタントコーヒーの方がお湯で溶かすだけで手軽に作れて楽ちんです。また、キッチンのスペースも必要です。味わいも大切ですが掃除や配置、など総合的に判断しましょう。
多すぎる収納家具
- クローゼット
大きなクローゼットや多すぎる収納家具は、限られたスペースを圧迫します。二人で共有できる収納家具を選び、必要なものだけを収納するよう心掛けましょう。
- 本棚
読書が好きな方に注意してほしいのが本棚です。大量の本棚はスペースを取るだけでなく、掃除の手間も増えます。電子書籍や漫画アプリを活用し、必要な本だけを手元に置くようにしましょう。
デザイン重視のインテリア
- アクセント家具
デザイン重視のアクセント家具は、一見おしゃれですが、実用性に欠けている場合もあります。二人暮らしでは、掃除のしやすさやきれいを保てるかなど実用性とデザインを兼ね備えた家具を選ぶことが大切です。
- デコレーションアイテム
多すぎるデコレーションアイテムは、掃除が大変になるだけでなく、部屋が雑然と見えがちです。シンプルで機能的なインテリアを選ぶと、すっきりとした空間を保てます。
- 間接照明
間接照明は、光を調節しやすくおしゃれな雰囲気のある部屋づくりに近づきます。しかし、メインの照明にシーリングライトやペンダントライトなど、全体を照らす照明を取り付けていれば使う機会がほとんど失われます。照明というよりもインテリアの一部のようになってしまうので、リラックスタイムや休日の趣味の時間など、使う場面を想像して取り入れるかを判断しましょう。
同じ用途のものを複数揃える
- お皿セット・コップ
料理を張り切ろうとおしゃれなお皿やコップをたくさん買い込んでしまいがちですが、使うお皿は数枚程度、コップも用途に合わせて2、3個程度と実際はそんなに必要なかったということが多いようです。また、電子レンジに対応しているか食洗機で洗えるかなど機能性が優れているものが使い勝手がよく、スタメンとして活躍してくれます。
- 掃除道具
複数の掃除機やモップなど、同じ用途の掃除道具を揃えるのは無駄です。先ほど紹介した2in1家電のような多機能な掃除道具を一つ持つことで、スペースを節約しつつ効率的に掃除ができます。
大量の衣類
- シーズンオフの衣類
シーズンオフの衣類を大量に持つと、収納スペースが圧迫されます。季節ごとに必要な衣類だけを持ち、シーズンオフのものは収納ボックスにまとめて保管しましょう。
- 同じデザインの衣類
ボトムス、トップスのように種類ごとに持つ数を厳選しておけば、無駄な買い物を抑え、スペースも足りないといった事態を防ぎます。シンプルでコーディネートしやすいアイテムを厳選し、着回しを工夫することで、収納スペースに余白を持たせましょう。
まとめ
二人暮らしでは、無駄なものを増やさないために、家具や家電を慎重に選ぶことが重要です。また、不要になりそうなものを知っておき、あらかじめ購入前に時間を取って検討しましょう。この記事のポイントを参考にして、充実した暮らしにしてくださいね。