一人暮らしは自立心を養い、新しい経験を積む良い機会ですが、ときには失敗や後悔もつきものです。この記事では、一人暮らしを始める前に色々とシミュレーションしていたはずが、「思っていたのと違う」と多くの人が経験する後悔を3つご紹介します。少しでも後悔なく新生活がスタートできるよう、自分にも当てはまらないか確認してみてください。

「部屋のことをもっと確認すればよかった」

住み始めてからマンションやアパートの特徴を知り、違う部屋にすればよかったと後悔している方が多くいます。例えば、駅からの距離や周辺環境は十分に注意して決めたが、部屋自体の住み心地を全く考えていなかったという場合です。建築構造が木造や軽量鉄骨造だと、使われている素材によっては防音性が低くなります。そのため、隣人のアラーム音が聞こえてぐっすり眠れない、自分の生活音がどのくらいか気になって気が休まらないといったお部屋の悩みを抱えてしまうこともあるかもしれません。

また、ごみ捨てのルールも建物ごとで違ってきます。指定日がなくいつでも気軽にごみ出しができるところなら、ごみを家の中に置いておくことはほとんどないでしょう。しかし、ごみ出しの日時が細かく指定されている場合、出したいときにすぐに出せなかったり、指定日に出し忘れてしまったりして、不満に感じてしまうかもしれません。

リモート勤務や休日に家で過ごすことが多い人は、部屋にいるときのことを考え後悔がない部屋選びを心がけましょう。

「一人暮らし前に貯金しておけばよかった」

これは、一人暮らしにかかる費用とは別に使い道を決めていない貯金のことを指します。自分の収入に無理のない範囲で家賃や生活費を決めても、消耗品や医療費、交際費などで思いがけない出費がかさみ、想定以上に支出してしまうものです。一人暮らしを始めたばかりなら、なおさら陥りがちでしょう。また、最近では食料品や光熱費の値上げが続いており、ライフプランの見直しも必要になっています。このように、想定外の事態が起きたとしても対処できるよう、心に余裕を持てる程度に貯金しておくことが大切です。

さらに、最近では若いうちから投資する動きも活発ですが、投資したお金は現金として手元にくるまでに長くて1週間ほどかかってしまいます。すぐに引き出して使えるものではないことを念頭に置き、引き出す際のデメリットなども確認した上で、将来のことを考えた計画を立てていきましょう。

「余計な家具や家電を買わなきゃよかった」

張り切って家具や家電を購入したけど、いざ部屋に設置してみると窮屈に感じてしまうといった経験も多く聞きます。編集部Rも陥ったのが、新生活スタートセットで揃えておけば大丈夫という安心感です。必要最低限の家具や家電をまとめてお得に購入できるので、初めての新生活では検討している方も多いのではないでしょうか。しかし、いざ部屋に配置してみるとサイズが合わず部屋が窮屈になったり、なくても困らない家具が出てしまったりと、購入してから不要な物も多いと気付き、後悔してしまうということになりかねません。実際、セット購入したのが勉強机のタイプで友達を家に呼ぶときに不便になり、ローテーブルを買い直したという経験があります。そのため、家具や家電の購入前に部屋の間取りの確認や他に買いたい家具が出てこないかの検討を忘れずにしておくことが大切です。

↓↓ 一人暮らしでいらなかったものの詳細はこちらの記事がおすすめです。

一人暮らしを始める際には、紹介した後悔を避けるためにも事前の計画と準備が重要です。初めてのことで分からないことも多いはずなので、困ったことがあったら周囲にも頼って、新しい生活を楽しんでいきましょう。